結納当日の用意

結納当日の用意
結納当日に迎える側が用意するものとして、茶菓のもてなしとして、鶴亀や扇、梅の花などをかたどった干菓子を用意します。お茶は「お茶をにごす」などと嫌われるため、桜湯を用意するのが習慣です。

結納がすんでから全員で囲む祝い膳の献立は、赤飯、尾頭付きの焼き物、はまぐりのすまし汁にお酒というものが一般的です。自宅で用意してもいいですが、料亭や専門店の仕出しを利用すると便利です。準備の手間が省ける上、式の途中で中座せずにすみます。

結納品は、百貨店や式場で購入する人が多いようです。百貨店では、ブライダルコーナーなどに専門の担当者が配置されており、結納や婚約にかかわる質問にも答えてもらえます。結納の進め方を説明したパンフレットなどを用意してある所もあります。なお、自宅で結納を行うときに用意する桜湯なども、結納品売り場に置いてあります。

結納品は結納の日から挙式当日まで、床の間に飾っておきます。結婚式がすんだら床の間から下げますが、昆布やするめなどは料理の材料として使ってもかまいません。

それ以外のものは、記念品として取っておいてもよいでしょう。豪華な水引飾りは、正月や祝いごとのときの部屋飾りとして使うこともできます。結納品は処分し、目録や受書だけを記念に残しておくという人も多いようです。処分する場合は、神社で焼却してもらいたいもの。玉串料を添えてお願いします。お寺でもお願いできる場合があります。

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仲人を立てない結納の方法

仲人を立てない結納の方法
最近では、結納を両家の顔合わせの場と考え、仲人を立てないで簡単に行うケースもめずらしくありません。両家がホテルなどに集まり、仲人の役割である式の進行を、男性の父親がつとめることが多いようです。

1、全員が席に着く
男性が上座、女性が下座の席に着く。ただし、男性の自宅で行う場合は、女性側が上座に座る。
2、男性の父親が女性に結納品を渡す。
結納品は、目録の宛名にある人(家名なら女性父親)の前に差し出す。
3、女性が目録に目を通し、お礼を述べる。
父親が目録を受け取った場合は、父親がお礼を述べる。受書を渡すときは、ここで女性本人から男性の父親に差し出す。
4、男性父親があいさつ
これで結納式は終わり、この後全員で祝い膳を囲んで歓談する。

男性が一人で女性宅へ出向くケース
結納を行う場合、もっとも簡略化されたスタイルです。親元から遠く離れて暮らす男性が増えたため、このようなかたちも一般的になってきました。

1、全員が席に着く
男性は、部屋に通されたら結納品を床の間の前に置く。女性が迎える側になるので、男性は上座に座る。
2、男性が結納品を贈る
「このたびは、○○さんとの結婚をお許しいただき、ありがとうございます。本日は結納の品を持参いたしました。幾久しく、お納めください」と口上を述べた後、男性が女性側に結納品を差し出す。
3、女性が結納品を受け取る
女性は目録に目を通し、礼を述べる。受書があれば、ここで男性に差し出す。
4、最後に男性が挨拶

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結納の進め方

結納の進め方
1、全員が席に着く
男性側が先に入室し、床の間の前(向かって右側)に結納品を置き、あらかじめ決めた席次のとおりに座る。続いて女性が入室、お返しの結納品を床の間の前(向かって左側)に置いて席に着く。
最後に仲人が入室して席に着く。
2、仲人が男性側にあいさつ
3、男性側が仲人に結納品を渡す。
男性父親は、床の間の前から結納品を下げ、仲人に渡す。
4、仲人夫人が女性側に結納品を取り次ぐ
5、女性側が目録を改める
仲人夫人が席に戻ったところで目録を開き、目を通す。本人が受け取った場合は、本人、父親、母親の順に目と通し、最後の人が元通りに包んで台にもどす。
6、女性側がお礼を述べる
結納品を床の間の右側に飾り、受け取った人がお礼の口上を述べる。
7、女性側が受書を差し出す。
女性側は、用意しておいた受書を持って仲人の前に差し出す。続いてお返しの結納品を差し出す。
8、仲人夫人が受書を結納品を取り次ぐ。
受書を差し出したのが女性の父親であれば男性の父親に、女性本人であれば男性本人に取り次ぐ。
9、男性側が受書と目録を改める。
男性本人が受けた場合は、本人、父親、母親の順に目を通し、最後の人が元のように包み直す。
10、男性側がお礼を述べる。
受書は男性本人が預かり、自分の上座側(右側)に置く。お返しの結納品は、床の間の左側に飾る。続いてお礼を述べ、女性からの結納品に対する受書を仲人夫人に取り次ぐ。
11、女性が受書を納める
女性側は、仲人夫人が取り次いだ受書に目を通し(順番は目録と同様)、最後に女性本人が自分の上座側(左側)に置く。続いて女性本人が仲人夫妻に礼を述べる。
12、仲人の挨拶
13、両家一同があいさつを述べる
この後、全員がそろって祝い膳を囲む。

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結納返し

結納返し
女性側から返礼として結納返しを男性側に贈る
男性から贈られた結納に対して、女性がお返しとして贈る金品を「結納返し」といいます。結納返しでは、結納品の品数を減らしたり、水引飾りのランクを落とすなどして、一段控えめなものを贈るのがふつうです。お返しの結納品を贈らない地域もあります。

結納金に対するお返しとしては「半返し」といって、いただいた金額の半額を返す習慣が知られていますが、地域よって差があるため、双方で納得のゆく金額にすることが大切です。お返しをまったくしない場合も多いようです。

なお男性からの結納金が「小袖料」「帯地料」となっていた場合、お返しは「御袴料」とします。お返しには現金は包まず、洋服や腕時計、ネクタイピンなどの品物で返すことが主流となっています。

お返しの結納を、結納当日ではなく、婚礼の荷送りのときに贈る地域もあります。この場合、いただいた結納品をそのまま使い回ししてもよいとされています。

仲人への謝礼でっす。金額の目安は、結納金の1〜2割といわれています。交通費は「御車料」として、遠方なら実費の1.5倍、近くなら3倍程度を包みます。さらに、会場の使用料などを立替てもらった場合は、実費より多めに「酒肴料」を包みます。

結納式当日には、車代と酒肴料のみを渡し、謝礼は一両日中に、両家の代表がそろって仲人宅に届けます。ただし、結婚式まで同じ仲人にお世話になる場合は、結婚式の謝礼と合わせて挙式後に渡します。

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結納金

結納金
男性から女性に支度金として結納金を贈る。結納金は、結納品の中で「金包」にあたるものです。本来は酒肴料でしたが、結婚の支度金として男性が女性に贈るという考え方が定着しています。

結納金の額には決まりはありません。地域によって相場もあるようですが、結婚する本人同士の経済力を考慮して、無理のない範囲で決めるとよいでしょう。一般的に、男性の月収の2〜3ケ月分が標準とされています。統計的には50万円または100万円の例が多く見られます。

現在では、結納品に婚約指はを添えることがほとんどですが、結納金の一部を指輪に代えるケースも多いようです。お互いに了解したうえで、結納金を省略する人も増えてきています。結納品の中の金包は形式的に袋だけを飾ります。

結納から結婚式までの費用は、両家で半分づつ出し合うのが基本です。結納では、結納式にかかる金額を折半します。内容は、会場となるホテルや料亭など。どちらかの自宅で行った場合は、祝い膳や茶菓子、酒肴料、飾り花代など、実質を折半します。仲人宅で結納式を行った場合は、仲人側で用意してもらったものを、実費より多めに概算して折半します。
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結納での家族書・親族書

結納での家族書・親族書
双方の家族を紹介するため家族書・親族書を交換する。婚約にあたって、双方の家族や親族を紹介しあうため、名前や続柄を書いたものを用意します。これを家族書や親族書といい、結納品に添えます。

家族書・・・同居している家族を記入。
親族書・・・同居していない家族や三親等までの親族を記入

長幼の順に、本人との続柄と名前を記入します。年齢や職業を入れる場合もあります。奉書紙に墨で記入するのが正式。略式では、便箋にペンで記入します。家族書と親族書を1枚にしたり、親族書は省略するケースも見られます。

内容は体裁が同じうようになるよう、事前によく話し合ったうえで作成しましょう。また、家族書そのものを省略することもめずらしくありません。
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結納品の目録・受書

結納品の目録・受書
目録・受書は結納品を確認する書類です。目録は、結納品の内容を記した明細書として添えるものです。目録を結納品の一つに数える場合でも、品目として目録に書き入れることはしません。

受書は、結納を贈られた側からの受領書にあたります。目録、受書は、結納品と一緒に市販されています。どちらも、きまりごとは印刷されています。

目録の1行目に、金包(きんぽう:結納金)を書き入れるための空白があります。男性から贈る場合は「帯地料壱(一)封」、女性からは贈る場合「御袴料壱封」と墨で書き入れます。「帯料」でも間違いではありませんが、3文字で記入したほうがバランスがとれてみえます。日付は結納の日を書き、宛名と差出人は本人同士にするのが一般的です。

関東では、熨斗(のし)を目録に書き入れません。目録の最初は金包で、指輪を贈るときは「帯地料」の左下に小さく「優美和(結美和:ゆびわ)付」と書き添えます。

関西では熨斗は目録の最初に書き入れるのがふつうです。指輪は、結納品の一つとして贈られるケースが多く、最後に「 優美和壱個」と書きいれます。
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結納品9品目

結納品9品目
結納品の9品目を紹介しておきます。
1、熨斗(のし)
あわびを長くしたもの。長生不死の意味がある。「長熨斗」ともいう。
2、目録(もくろく)
結納品の明細を書き付けたもの。関東式では、品目の一つに数えられる。
3、金包(きんぽう)
現金を包んだもの。男性からは「帯地料」「小袖料」。女性からは「御袴料」とする。
4、勝男節(かつおぶし)
鰹節。男性の力強さを意味する。「勝男武士」と書かれたり、「松魚」と呼ばれたりするもの。
5、寿留女(するめ)
するめの日持ちのよさを、末長く縁が続くことになぞらえたもの。
6、子生婦(こんぶ)
昆布。「よろこぶ」に通じ、繁殖力が旺盛なため、子孫繁栄を意味する。女性から男性へ贈るときは「昆布」。
7、末広(すえひろ)
白無地の扇。末広がりの意味をもつ。「寿恵広」とも書かれる。2本を1組。
8、友白髪(ともしらが)
白の麻糸を束ねたもの。「ともに白髪の生えるまで」という意味がある。
9、家内喜多留(やなぎだる)
清酒。実際は現金を包むことが多い。

★結美和(ゆびわ)
指輪。関西式では、目録のかわりに品目に数えられる。

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結納品と飾り方

結納品と飾り方
結納品は9品目が一般的。婚約のしるしとして贈られる結納品は、9品目を正式とする地域が多いようです。略式にする場合は、7品目、5品目というように奇数にします。これに目録を添えますが、関東式では目録を結納品の一つとして数えます。

女性側からもお返しに結納品を贈る場合、品数は双方同じするか、女性のほうが少なくします。一般に、関東式よりも関西式のほうが万事豪華に結納を行う傾向があります。結納品にも違いがあり、たとえば「高砂」と呼ばれる老夫婦の人形などは、おもに関西式でのみ見られるものです。

古くから日本では、婚姻関係を結ぶ2つの家が、それを祝って祝宴を開く習慣がありました。祝宴で出された酒肴を「ゆいのもの」と呼んでいたことから、この酒肴は結納の起こりだとされています。現在結納品に、するめやこんぶが含まれるのは、その名残だといわれています。

結納品は白木の祝い台にのせて飾る。関東式では結納品をまとめてひとつの白木の台に乗せ、目録を添えます。重ね台ににせるため、結納品は縦長のかたちに整えられ、水引も平面的なものになります。

関西式は、1品ずつ、別々の台にのせて飾ります。結納品、水引ともに、立体的で豪華なものが多くなります。目録は品目に数えないため、片木盆という足のない台にのせます。なお、婚約指輪を贈る場合は、関東、関西ともに、結納品とは別の台を用意するのが普通です。
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結納式での服装

結納式での服装
正式なかたちの結納も行われていますが、現在多く見られるのは、両家が1ケ所に集まり、仲人の立会いのもとに結納を行うものです。さらに簡略化して、仲人を立てずに本人たちと双方の両親だけで行うケースも珍しくありません。

男性の実家が遠方にある場合、男性1人が女性宅に出向くこともあります。両家が1ケ所に集まる場合、男性側が女性宅に出向くのが正式なかたちにもっとも近いといえます。最近では、料亭やホテル、結婚式場などを利用するのが一般的。これらの会場では、祝い酒の支度など、式の準備に手間がかからないことがメリットです。

男女ともに正装もしくは準礼装・略礼装を着用します。これは、略式の結納を行う場合も同様です。大切なのは、双方の格を合わせること。仲人を交え、両家で事前に話し合いをして決めます。

男性はブラックスーツかダークスーツを着用。ネクタイは、正式には白と黒のストライブを着用します。父親や仲人も同様です。

女性は和装なら振袖、訪問着、付け下げ、洋装ならシルキーなワンピースかスーツが適当。アクセサリーは、パールなど派手すぎないものを。母親や仲人夫人は、和服なら色留袖、色無地、訪問着がよいでしょう。洋服ならワンピースかスーツですが、本人よりも控えめで落ち着いた雰囲気を心がけます。
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結納のしきたり

結納のしきたり
結納は、日本独特の婚約の形で、これから姻戚関係になる2つの家を結びつける儀式です。形式には地域差がありますが、基本的には男性側から女性側に結納品を贈るもので、結婚の支度を助けるための「帯料」を呼ばれる現金に、縁起物の品々(結納飾り)を添えます。女性側からは、これに返礼するかたちで「袴料」と呼ばれる現金を贈ります。

大安など吉日の日の高いうちに行うのがしきたりです。結納は、婚約に伴う贈り物と考えられ、現金と結納飾りに婚約指輪を添えるのが一般的です。日取りも、関係者全員が出席できることを優先させ、土曜や日曜、祝日にすることが多くなっています。午後に行うこともありますが、3時までにはすませるのがふつうです。

結納のしきたりは、東日本と西日本に分けることができ、一般には「関東式」「関西式」と呼ばれます。関東式では双方が同時に結納を交換し、関西式では女性からの返礼は後日(もしくはまったくしない)という点が、大きな違いです。結納品として用意するものや、その飾り方にも、各地に独特のならわしがあります。

結納は、本来は両家がそれぞれの使者を立て、双方の家に結納品を納め、受書を持ち帰るものでした。それを簡略化したのが、男性側の仲人が両家を往復するもので、正式なかたちとして長く定着しています。
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