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納棺時の注意点

納棺時の注意点
遺体を持ち上げ、棺に納めるときは、重いので4人くらいで行いましょう。家族だけでは人手が足りない場合には、葬祭業者のスタッフが手伝ってくれます。遺体は死後硬直しているので、慎重に扱いましょう。

結婚指輪などのアクセサリーははずします。故人がペースメーカーを使っていた場合も、火葬のときに爆発するおそれがあるので、病院ではずしてもらいます。

かつては納棺の際に、故人が愛用していた品を、一緒に副葬品として納める風習がありました。しかし、副葬品が多いと、燃焼の際にダイオキシンなどを発生させる原因となるため、最近では、環境保護の観点から、棺には副葬品はできるだけ入れないように勧められています。

故人を、死後も愛用品と一緒にしてあがたいのなら、火葬場に遺骨と一緒に骨壷に納め、墓に入れてあげるようにしましょう。

故人と対面するときは、遺族の許しを得てから行いましょう。まず故人のかたわらに座り、故人に一礼します。和室の場合は、立ったままではなく、遺体の少し前で腰を下ろし、膝を使って進み出ます。一礼した後、故人に別れを告げます。終わったら遺族に「ありがとうございました」とお礼の言葉をかけます。

忘れてはいけないのは、遺体はけっしてモノではない、ということです。尊敬の念を持ち、丁寧に接しましょう。
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着替えと納棺

着替えと納棺
納棺に先立って、故人の衣類を着替えさせます。着替えは死後2時間以内に、死後硬直が始まる前に行うと容易です。かつて仏式葬儀では、巡礼姿の死装束を施しました。故人とゆかりのある女性の手で縫われた「経帷子(きょうかたびら)」と呼ばれる着物を着せ、脚絆、白足袋、わらじ、手甲を身につけます。経帷子は左前に着せ、足袋やわらじは左右逆に履かせるなど、ふだんとは逆にします。

経帷子は、死者は仏弟子として修行する、という姿を表すためのものです。しかし浄土真宗では、経帷子を用いず、浴衣などに着替えさせます。神式、キリスト教式では、死者の衣服については自由です。経帷子を着せることは少なくなりました。新しい浴衣や、故人が生前愛用していた服を着せることが多くなっています。経帷子を使うときも、浴衣を着せた上からかけるというケースが多いようです。故人が生前に希望していた服があるなら、それを着せてあげましょう。

通夜の前に、家族揃って遺体を納棺します。納棺したら、棺を祭壇に安置し、居合わせた人で焼香します。

神式の場合
神式では納棺のことを「納棺の儀」と呼びます。棺を表座敷の祭壇に安置したら、供え物をして拝礼します。納棺してから出棺までの間には、毎日朝夕(もしくは毎朝)、常餞あるいは生餞を供え、拝礼します。これを「霊前日供の儀(れいぜんひくのぎ)」といいます。

キリスト教の場合
キリスト教式の納棺(納棺式という)は、神父や牧師の立会いのもとで行われます。棺を祭壇に安置した後は、一同で祈りを捧げ、聖書を朗読して、聖歌(賛美歌)を歌います。
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遺体の安置

遺体の安置
遺体は納棺までの間、布団の上に寝かせておきます。このとき、仏式では、通常北枕といって、頭を北向きにするのが基本です。部屋の構造上、頭を北向きにできないようなら、西に向けます。このように安置することを、枕直しといいます。

顔に白い布(さらしの布かガーゼ)をかぶせたり、仏式では、手を胸の上で合掌させることもあります。遺体を寝かせる布団は、上下ともに薄いものをそれぞれ1枚ずつ使用します。また、冬には部屋の暖房を切ります。これは遺体の腐敗を進ませないためです。遺体を安置したら、枕もとに枕飾りと呼ばれる小さな祭壇を設けます。

仏式の場合
白い布をかけた小机の上に、香炉、燭台、花立てなどを供えます。

神式の場合
案と呼ばれる白木八足のテーブルの上に、枕飾りをつくります。普通の小机に白布をかけてもかまいません。案の上には、生餞(未調理の食べ物、洗米や水など)や常餞(調理済の食べ物)を乗せ、榊を飾ります。

キリスト教
本来、枕飾りはありませんが、小机に生花を飾ったりします。

仏式では、枕飾りを整えたら、菩提寺の僧侶にお経をあげてもらいます。これを枕経といいます。枕経は本来、死亡後すぐに行われるものですが、納棺の直前や通夜の前になることもあります。なお、このとき喪服を着る必要はありません。枕経をあげてもらったら、僧侶と葬儀の打ち合わせをしましょう。
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