葬儀での会話についてのQ&A

冠婚葬祭マナー事典の葬祭編です。葬儀での会話についてのQ&A

大切な人を亡くした人のほとんどは「家族や友人の支えが一番ありがたかった」と答えます。気の利いた言葉でなくてもかまいません、そっと声をかけてあげるだけでも力になれるかもしれません。
Q:
キリスト教の場合は「昇天」「召天」という言葉の意味は?
A:
「昇天」と「召天」は似ているようですが意味は違います。「昇天」は天へ昇ること。「召天」は天に召されることを意味し、受身になります。一般的には「召天」が使われます。

Q:
遺族と話すときに笑顔はダメ?
A:
大声で笑ったり、にぎやかな雰囲気を作ってしまうような笑顔は当然×。基本的には葬儀の場での笑顔は禁物とされています。しかし、遺族をいたわる穏やかな笑顔なら大丈夫。故人の思い出話をしながら「あのときは○○だったわね〜。」などと微笑む程度なら、きっとその場が和むはずです。

Q:
自分の焼香が終わった後、遺族の前でひとこと挨拶するべき?
A:
焼香は読経の途中ではじまることが多いので、焼香後は小声でひとこと挨拶するか、何も言わずに礼だけします。特に参列者が多い場合は、焼香の列が滞ってしまうので軽く目礼する程度にしておきましょう。


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忌み言葉

忌み言葉(冠婚葬祭マナー事典の葬祭編です。)

忌み言葉にとらわれる必要はありませんが、できるだけ避けるような心配りも大切。
忌み言葉とは、「重ね重ね」「かえすがえす」など同じ言葉をかさねたものや、「再び」「続いて」など、死があたかも次々に連鎖するようなイメージを与えるような言葉を言います。言霊(ことだま)という言葉があるように、言葉には霊が宿るという言い伝えもあり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるにちがいないとおそれられていたこともあって、葬儀の際は忌み言葉を避けるようになりました。具体的には次のような言葉があげられます。

【二度続くイメージ】
「重ね重ね」「返す返す」「またまた」「たびたび」「くれぐれも」「いよいよ」「次々」

【次も続くイメージ】
「重ねて」「続いて」「追って」「再三」「再び」


忌み言葉は単に「語呂合わせ」から敬遠されるのであって、実際に不幸と直結するわけではありません。死を忌み嫌った時代には、忌み言葉は敏感に受け止められがちでしたが、現在は死は避けてとおれないもので受け止めるべきという考えに変わってきています。

マナーの本質は思いやりですから、「イヤだな」と受け取られてしまう言葉はできるだけ避けるように心がつつ、気にしすぎて型どおりの言葉にならないよう、できるだけ自分の言葉で真心をこめて遺族と接することが大切です。



「ご冥福をお祈り申し上げます」の多用はキケン
「ご冥福をお祈り申し上げます」という一文、一般的に使われているお悔やみの文ですが、厳密に言えば多用できない文だということをご存知でしょうか?

冥福とはわかりやすく説明すれば死後の幸福のこと。仏教では亡くなった人は四十九日の間、冥土を旅しながら生前の行いに対する裁きを受けます。「冥福を祈る」とは、冥土の旅を無事に終えて、良い世界へ転生できるように祈ることを言います。

ここまで説明すれば想像がつくと思いますが、冥土は仏教用語ですから、神道やキリスト教では使わない言葉です。また、冥土をさまようという概念を持たない浄土真宗でも不適当な言葉となります(浄土真宗は、人は死後すぐに浄土へ行くという教えに基づきます)。

「冥福」のほかに「往生」「供養」「成仏」も仏教用語。忌み言葉と同様、気にしすぎたらキリがありませんが、遺族に失礼にならないように、神道やキリスト教葬儀では使用しないように注意しましょう。

ちなみに「ご冥福をお祈り申し上げます」を言い換えるとしたら、「哀悼の意を表します」が適当です。


このほかのNGワード
葬儀では死を意味する直接的な表現も避けます。「死ぬ」「死亡」「生きる」「生存」などを言う場合、次のような言葉におきかえて話すと良いでしょう。

「死ぬ」→「亡くなる」
「死亡」→「逝去」
「生存中」→「生前」
「生きているとき」→「お元気なとき」

また日本では「四」「九」は不吉な数字とされているので避ける傾向があります。


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お葬式での会話のポイント&マナー

冠婚葬祭マナー事典の葬祭編です。お葬式という悲しみのシーンでは何という言葉を交わしたらいいのか戸惑ってしまう人は少なくありません。あわててマナー本を開いて忌み言葉をチェックする人もいるのではないでしょうか? シーン別、会話のポイントをおさらいし、忌み言葉やNGワード、よくあるQ&Aについても解説します。



シーン別会話のポイント

「ご愁傷様です」という言葉は、普段使いなれないだけによそよそしいイメージがありますが、相手を気遣う意味が含まれている大変丁寧な言葉です。
【一般的なお悔やみの言葉】
遺族に会ったら、まず気持ちを伝えて心をこめた挨拶をします。

「このたびはご愁傷様です。」
「このたびは突然のことで大変でしたね。」
「心からお悔やみ申し上げます。」

など、よくつかわれるフレーズを覚えておきましょう。最初からいきなり病状や死因などを聞くのは失礼です。

【受付では】
マナー本では「受付での挨拶は『このたびはご愁傷様です』と言うように。」と書かれていることが多いですが、実際は軽く黙礼して受付を済ます人が多いようです。


【開式前】
開式前の遺族は親戚や参列者、僧侶への挨拶に加え、式の打合せ、供花の札の順番の決定など、あわただしい時間を過ごしています。お付き合いの度合いにもよりますが、遺族への挨拶はできるだけ手短にし、お悔やみの言葉に加えて「お手伝いできることがあればお申し付けください」と声をかける程度にしておきます。


【故人と対面するときは】
故人と直接親しい場合、最後に会ってお別れをしたいという気持ちになるでしょう。対面をするときは、必ず遺族の許可を得ること。勝手に棺の中を覗いてはいけません。許可を得たら、故人へ近づき手を合わせ一礼して対面します。「安らかなお顔ですね」など、遺族をいたわる言葉と「ありがとうございました」というお礼の言葉を忘れずに。


【通夜ぶるまいの席では】
通夜ぶるまいの席では、大声で話したり飲みすぎてしまわないように注意しましょう。故人や遺族と直接親しい間柄だったら、故人を一緒に思い出しながら遺族の胸の内をぜひ聞いてあげてください。悲しみは避けて通れないものですが、その悲しみや心の痛みを否定しようとすると、かえって長い間苦しむことになるといわれています。克服するためには正面から死を受け入れることが大切ですが、友人知人との会話を通じて「故人を上手に思い出す」こともひとつの方法といわれています。
※地域によっては賑やかにお酒を酌み交わす通夜ぶるまいもあります。

密葬の形式

密葬の形式
密葬とは、一般弔問客を招くかどうか、という点だけが問題で、僧侶を招くかどうか、友人を含めるか、は本人や遺族の意思によります。密葬=家族だけというわけではありません。

密葬を行うときは、葬儀に招かなかった人たちへの配慮をあらかじめ考えておく必要があります。招かれなかった人たちが、故人ときちんとお別れできなかったことを心残りに思うのは当然の心情です。こうした人たちが密葬のあと、次々と弔問に訪れ、それが数ケ月にもおよんだため、かえって遺族の負担となったという話もあります。

ひとつの解決策として、密葬の後、2ケ月ほど日をおいて、告別式や偲ぶ会を催すという方法があります。時間をあければ、遺族も気持ちを整理する余裕があり、精神的な負担が少なくてすみます。

密葬は基本的に一般の人に告知しません。情報がもれた場合には、密葬である旨を、明確に伝えます。密葬が無事終了したら、身内だけで葬儀をしたことを簡潔にしたためた、あいさつ状を送ります。

密葬が、本人の希望に沿って行われるのなら、生前に友人や知人にあてて、直筆のあいさつ文を書いてもらっておくとよいでしょう。密葬を思い立つに至ったまでの、本人の正直な心情が、葬儀に招かれなかった人にもよく理解してもらえるはずです。

密葬の進め方

密葬の進め方
遺族や故人と親しい人だけで行う葬儀を、密葬といいます。一般の人には、葬儀がすむまで死を伝えず、告別式を営まない葬儀のことです。密葬が行われるのは、おもに次のような場合です。

親しい者だけで送りたい
本人あるいは家族の希望で、故人を身内や親しい人だけで送ってあげたいとするときです。

後日に告別式やお別れ会を持つとき
死亡直後は家族が看病疲れや、精神的打撃を受けているので、とりあえず身内だけで葬儀・火葬し、落ち着いた2〜4週間後に親戚や友人などに案内して告別式・お別れ会を開くときです。

後日本葬を行うとき
死亡時が仕事の繁忙期であったり、年末年始であったとき、とりあえず密葬して、適当な時期に本葬を行います。企業や団体のトップが亡くなり、後に本葬を社葬または団体葬の形式で行うときも、死亡直後は密葬します。遠隔地の療養地など、地元と離れた場所で死亡したときにも、死亡場所でとりあえず密葬して、後日に地元で本葬を執り行います。

秘かに行いたいとき
死亡の原因が自殺や事件がらみであった場合など、遺族が死因を秘したり、公にしたくないときに、密葬が選ばれることがあります。最近では悪い例として、家族の死を弔うことをしないで、簡便に処理をしたいとして、密葬を選ぶというケースも見られます。

無宗教による葬儀マナー

無宗教による葬儀・告別式のマナー
仏教や神道、キリスト教など、特定の宗教によらない葬儀を無宗教葬といいます。無宗教葬とは、宗教を信じないという意味ではありません。日ごろ、特定の宗教を信仰していないので、葬儀も特定の宗教・宗派にとらわれない自由な方式で行いたいという意味で用いられ、そのため自由葬をも言われます。

特定の宗教・宗派に属していない人が、葬儀のときだけ寺院に依頼するのはおかしい、と考えたり、会葬者はいろいろな宗教を信仰しているから、特定の宗教・宗派によらない形で、ということで選ばれます。まだ少数ですが、都市部を中心に増加傾向にあります。

無宗教葬には特定のきまりごとはありません。死亡届の提出や、24時間以内の火葬禁止などの法律上の規則さえ守れば、式次第や演出は遺族の自由な発想にまかされます。お経の代わりに音楽を流したり、祭壇を生花で飾った花祭壇にするなど、仏式葬儀の構成をアレンジしたものが多く見られます。近親者で先に火葬をしてから、故人の思い出の写真や趣味の作品を展示した式場をホテルの一室につくり、パーティー形式で行うこともあります。

無宗教葬はひな型がないので、企画や準備に、大変な労力が必要となることがあります。

プロテスタントの葬儀マナー

プロテスタントの葬儀・告別式の進め方
プロテスタントの葬儀は、基本的には教会を使用しますが、自宅や斎場などでも行われます。葬儀は礼拝として、賛美歌や聖書の朗読、祈り、説教を中心に行われます。葬儀に続いて告別式が営まれます。弔辞が読まれ、献花で故人に別れを告げるのが一般的です。

プロテスタントの葬儀は遺体を前にして行う神への礼拝であり、故人の冥福や、魂の安らぎを祈る場ではありません。賛美歌や祈りも、神へ捧げるものというかたちをとります。葬儀を通じて、全ての支配者である神に、死者のいっさいを委ねる、と考えます。

牧師は、故人の人生を振り返る「説教」を行い、キリストの死と復活による恵みを語り、遺族・会葬者に死を超えた希望を示します。プロテスタントは、日本の葬儀の習俗を「異教的なもの」として退ける傾向があります。葬儀の運営についても、葬祭業者ではなく教会が中心となるので、教会ときめ細かく打ち合わせをすることが必要です。

弔辞は柩に対してではなく、会葬者のほうを向いて読みます。弔辞は故人に捧げるものではなく、遺族への慰めであるとの考えによるものです。献花を行わない教会もあります。また、ルーテル教会では献花のほかに献香を行うこともできます。

キリスト教式の葬儀マナー

キリスト教式葬儀・告別式の進め方
カトリックでは、葬儀は葬儀ミサと呼ばれます。葬儀ミサは主に教会でおこなわれますが、自宅や斎場も利用されます。葬儀ミサは「開祭」、説教や聖書の朗読をする「ことばの典礼」、ミサをする「感謝の典礼」、告別式にあたる「告別と葬送」の4部からなります。

かつてカトリックでは、葬儀のときには、故人の罪の許しを願う赦祷式(しゃとうしき)を行いました。しかし今日では、葬儀は死者をキリストによって神のみ手にゆだね、復活の恵みに感謝し、キリストの来臨と死者の復活を待ち望み、祈る儀式である、と位置付けされています。

同時に葬儀は、神ご自身が悲しみのうちにある遺族を励ましてくださるように祈り、信仰を新たにする場でもあるとされています。カトリックでは日本の葬儀の習慣を積極的に取り入れています。たとえば、故人との告別にあたっては、献花だけでなく、日本人が慣れている告別の方法として、焼香することもできるようになっています。

儀式もラテン語ではなく、日本語で行われるようになっています。信者でない人の葬儀や、参列者の大半が信者でない場合、また、なにか事情があってミサが行えない場合には、葬儀ミサではなく「ことばの祭儀」が営まれます。

神式葬儀・告別式の進め方

神式葬儀・告別式の進め方
神式では、遺族と柩が自宅を出て式場に向かう際に、発柩祭(はつきゅうさい)を行います。自宅から出棺後、家の中をはらい清め(祓除の儀)、帰家祭(きかさい)の準備を整えます。発柩祭を省略することもあります。その場合には、葬場祭の祭詞に、発柩の祭詞を折り込むようにします。

葬場祭は葬儀・告別式にあたり、故人に最後の別れを告げる儀式です。まず、手水(てみず)の儀で手と口を清めたあと、会葬者、斎主・祭員をつとめる神職、遺族の順に席に着きます。斎主(神職)が斎詞を奉上します。祭詞では、故人の経歴、人柄、功績などを述べ、安らかな死を祈り、故人が祖霊となって末永く遺族を守ってくれるように祈ります。

斎主が祭詞を奉上している間は、遺族、会葬者は聞き入ります。その祭には、腰を前方に折り曲げるようにします。これをけい折(けいせつ)といいます。祭詞奉上に続いて、しのび歌(るいか、ともいう)を斎主・伶人(れいじん)が奉奏することもあります。これは故人を追慕する歌です。

しのび歌奉奏の後、弔辞と弔電の紹介に続いて、斎主・遺族・参列者・一般会葬者の順に玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。会葬者全員が玉串奉奠を終えると、祭員が餞と幣帛(へいはく)を撤去し、一同が退出して閉式となります。

その後、遺族と近親者は火葬場に向かいます。祭詞は故人の略歴や社会的業績、人柄などをまとめたものです。事前に遺族が神職と打ち合わせをして、作成します。

仏式葬儀・告別式の進め方

仏式葬儀・告別式の進め方
葬儀・告別式では司会者を立てて、進行を管理します。司会者は親族や友人に依頼することもありますが、葬祭業者の係員にまかせることもできます。遺族と親族は、開式の15分前には席に着きます。僧侶が入場するときは、礼や合掌などをして迎えます。

予定の時刻になると、司会者が開式の辞を述べ、読経が行われます。読経の後、宗派によっては、死者を浄土に導く儀式(引導)や、仏教徒としての戒を授ける儀式(授戒)が行われます。ここまでが、本来の葬儀式にあたります。

式次第には宗派による違いや地域差があります。僧侶や葬儀業者と、事前によく打ち合わせをしておきましょう。時間の節約のために、開始後まもなく。会葬者の焼香を始めることもあります、その場合には、喪主に代わって親族が代理で答礼に立ちます。

葬儀に引き続いて、告別式が行われます。弔辞と弔電の紹介を終えると、再び僧侶の読経が始まります。司会者の指示で、焼香を始めます。焼香は、喪主、遺族、親族、来賓、会葬者の順に行います。基本的には席次と同じ順番と考えていいでしょう。終了後、僧侶が退出します。

会葬者には待っていただき、近親者によって、遺体と最後の対面である「お別れの儀」を行います。柩を閉じ、遺体を霊柩車に運び入れます。最後に、喪主または遺族の代表から会葬者へ感謝のあいさつをします。

マナー事典 焼香のマナー
冠婚葬祭マナー事典

葬儀・告別式・偲ぶ会

葬儀・告別式・偲ぶ会
葬儀・告別式は、そう儀式と告別式という、本来は異なる性格を持った2つの儀式が一緒になったものです。葬儀式は死者を、この世からあの世へ送り出す宗教的な儀式です。一方、告別式は、故人と生前に縁のあった人が故人を偲び、別れを告げるという役割を持つ、社会的な儀礼といえます。

ところが、最近では、式場の都合や時間的な事情から、この2つの儀式が同時進行で行われることが多くなっています。そのため、宗教的な儀式である葬儀式が、おろそかにされる傾向があるようです。本来故人を追悼することに専念するべき遺族が、会葬者の応対に追われるという光景も見られることがあります。そこで、一部の人から「何のための葬儀なのかわからない」という批判も聞かれます。

今は、葬儀式と告別式のあり方を改めて考える時期ではないでしょうか。葬儀式を密葬にしたり、告別式を特定の宗教によらない「偲ぶ会」として別の日に行うなどして、葬儀式と告別式を分離してもよいでしょう。葬儀・告別式として葬儀式と告別式を一緒に行う場合でも、2つの儀式の性格の違いを十分に考慮した式にしたいものです。

葬儀の前には、喪主と葬祭業者、僧侶などが集まり最終的な打ち合わせの場を設けます。打ち合わせでは、当日のスケジュールのほか、供物や供花、花環の扱い方や、配置順、会葬礼状、例品の数などに間違いがないか、確認します。

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