定年退職祝いのマナー

冠婚葬祭マナー事典のビジネス編です。

定年退職祝いのマナー
定年退職は人生の大きな区切りです。部署全員で送別会を開いて、これまでの労をねぎらいましょう。記念品や花束も用意して、感謝の気持ちを示します。

送別会は、退職する1週間くらい前に行います。このときも記念品を贈ります。記念品は職場の全員で贈ります。ゆとりのある定年後の生活にふさわしい趣味のものがよいでしょう。再就職する人に贈るなら、カバンやネクタイなども喜ばれます。お世話になった人に、個人的にお祝いをしたいときは、先方の都合を聞いてから、直接自宅に訪問しましょう。

退職した人は、取引先の人や職場以外の知人に、あいさつ状を出します。文面には、退職の報告と、これまでのお礼の言葉を入れます。退職後の再就職など、決まっていることがあれば、簡単にふれてもよいでしょう。送別会や記念品には、お返しをする必要はありませんが、必ずお礼状は出すようにしましょう。

お礼状、あいさつ状ともに、退職後に届くように発送します。

開店・開業祝いのマナー

冠婚葬祭マナー事典のビジネス編です。

開店・開業祝いのマナー
友人や知人、身内の人が店や事務所を新しく開いたら、お祝いを贈って祝います。披露パーティーに招待されたら、できるかぎり応じます。遠方なら祝電を送ってもよいでしょう。

開店なら、お客として出かけ、店をにぎやかにしてあげるのがいちばんのお祝いです。友人も誘っていくとよいでしょう。贈り物をするなら、時計や傘たてなどがポピュラーですが、店や事務所の雰囲気意合わないこともあるので、事前に希望を聞いたほうがいいでしょう。無難なのは、花や観葉植物。消耗品のタオルなども、意外に役に立つので喜ばれます。新築祝いと同様に、火に関するものは避けます。現金を贈るなら1〜2万円が目安になります。

開店や開業をするときには、それまでお世話になった人への感謝と、今後の仕事の宣伝を兼ねて披露パーティーを開きます。開店・開業に際してお祝いをいただいたときは、とくにお返しは必要ありません。披露パーティーに招待することで、お返しにかえます。

披露パーティーでは、記念品を配ります。ライターやテレホンカードなら、かさばらないうえに、店名や社名を入れることもできます。取り扱っている商品を配っても、よい宣伝になります。

新築祝いのマナー

新築祝いのマナー
新築披露に招待されたら、当日までにお祝いの品を贈りましょう。家を新築すると、親しい人を招待して披露するしきたりがあります。これを新築披露といいます。

新築披露に招待されたら、当日までに届くように、お祝いの品の手配をします。ほかの招待客の目があるので、当日は持参しない方が無難です。

贈り物の予算は、友人や知人なら1万円くらい、親戚なら2万円くらいを目安とします。贈り物としてよく選ばれるのはインテリア類です。重ならないように本人に確認したり、カタログから選んでもらう方法もあります。ギフト券や現金を贈っても、喜ばれます。

新居を見てから、その家にあうものを贈りたいというときは、新築披露の当日は花束などを持参しましょう。灰皿やライター、ストーブなど、火に関するものは、火事を連想させるので避けます。

家を新築して家具なども整ったら、友人や親族などを招いて、新築披露を行います。完成から1〜2か月後くらいが適当でしょう。家を見てもらうことが目的なので、日中の明るい時間帯を選びます。

お祝いをいただいたのに招待できなかった人には、お祝いの半額程度の品をお返しします。招待をした人にはお返しは不要です。

地鎮祭・上棟式のマナー
地鎮祭とは建築を始める前に、土地の神様を鎮める儀式です。その土地の神社の神官を招き、建築主、棟梁、とび職の頭、設計者など、工事に関わる人が立ち会って、お祓いをしてもらいます。神官へのお礼は1〜3万円くらいです。棟梁など工事関係者にもご祝儀を配ります。

上棟式
家の土台ができたあと、柱を立て、棟木をあげるときの儀式です。建築主と家族、工事関係者が出席します。神官は招かず、棟梁が中心になって行うのが一般的です。儀式のあと、宴席をもうけます。最近では折り詰めを配ることも多いようです。工事関係者にはご祝儀を配ります。棟梁にまとめて渡すのがよいでしょう。

発表会お祝いのマナー

発表会お祝いのマナー
発表会をした人は、当日来てくれた人に、時間がゆるせばその場でお礼のあいさつをします。機会がなければ、後日お礼状を出したり、電話でお礼を言いましょう。一般に、贈り物をいただいた場合でもお返しをする必要はありません。

グループや会として、記念品を用意する場合もあります。日本舞踏などの発表会では、招待客に引き出物やお弁当を配ることが習慣となっているようです。なお、生徒や弟子から、先生や師匠にお礼を包むこともあります。金額や渡し方については、直接先生に聞くか、経験のある先輩に相談しましょう。

お祝いで花を贈るとき。花束やアレンジメント、鉢植えなど、お祝いで花をいただくのはうれしいものです。欧米では古くから花を贈る習慣がありましたが、日本でも、宅配サービスの充実などにともない花を贈る機会が増えてきました。

お祝いとして贈る花は、華やかな色やかたちが基本です。バラの花束や、鉢植えのランは、根強い人気があります。白い菊や彼岸花は弔事を連想させるので、避けたい花です。相手の好きな花や、花言葉で選ぶのもよいでしょう。

展覧会などで、花を飾る場所がある場合は、アレンジメントや鉢植えが適しています。発表会の舞台で贈る花束は、ステージ上で映えるような色を選びましょう。散りにくい花にすることもポイントです。

発表会・展覧会の祝いマナー

発表会・展覧会の祝いマナー
趣味やおけいこごとには、発表会や展覧会があります。練習の成果を多くの人に見てもらうには、本人にとってうれしいものです。

友人や知人から招待状を受けたら、会場に足を運んであげるのがいちばんのお祝いです。興味を持っていそうな友人を誘っていけば、さらに喜んでもらえるでしょう。行くことができない場合は、興味を持ちそうな人に招待券を渡し、かわりに見に行ってもらうようにします。

楽屋見舞いとしてお祝いの品を贈るなら、お花や、食べ物が一般的です。食べ物なら、期間中の接客にも使える日持ちのするお菓子やお茶、コーヒーなどがよいでしょう。

発表会では出費がかさむので、現金を贈ってもよいでしょう。

絵画や陶芸、手工芸の展覧会では、贈り物をするかわりに、作品を買ってあげるのも喜ばれます。・フラワースタンドやアレンジメントを贈るなら、開催初日の開会前に着くように手配すれば、楽屋や会場の入り口に飾ってもらうことができます。送り主がわかるように必ずカードを添えましょう。演奏会などの場合には舞台や受付で花束を渡します。

お祝いの品物の金額は、招待券をいただいた場合には、入場料と同額ていどを目安にします。入場券を自分で買って見に行く場合には、お祝いを持参する必要はないと考えてよいでしょう。

冠婚葬祭マナー事典

受賞・受章の祝賀会マナー

受賞・受章の祝賀会マナー
受賞・受章の祝賀会は、友人や知人などの身近な人たちが発起人となって開く場合と、受賞・受章した本人が主催する場合があります。どちらの場合でも、本人からお世話になった人たちに感謝する場となります。

会の形式は、ホテルなどで、会費制の立食パーティーを開くことが多いようです。祝賀会に招待されたときは、贈り物やお祝い金を持参します。ただし、会費制の祝賀会では、会費がお祝い金となるので、必要ありません。

服装は、会の規模や形式にあわせます。招待状に「平服で」とあるなら、男性ならダークスーツ、女性はスーツやワンピースにします。

おもな勲章と褒章
勲章は、国や社会に功績のあった人に与えられるもので、次のようなものがあります。
菊花章(日本で最高の勲章)
旭日章(男性が対象)
宝冠章(女性が対象)
瑞宝章(社会・公共のために功労のあった人)
文化勲章(学術・科学・芸術など文化の発展に尽くした人)

褒章には、次の6種類があります。
紅綬(こうじゅ)褒章(人命救助)
緑綬(りょくじゅ)褒章(道徳的な行い)
藍綬(らんじゅ)褒章(教育・社会福祉)
紺綬(こんじゅ)褒章(財産を公共に寄付)
黄綬(おうじゅ)褒章(業務に功労)
紫綬(しじゅ) 褒章(学問・芸術に功績)

冠婚葬祭マナー事典

受賞・受章祝いのマナー

受賞・受章祝いのマナー
受賞の知らせを受けたり、新聞などで知ったときは、すぐ先方に、お祝いの気持ちを伝えます。この場合、祝電を打つのがいちばんよいでしょう。電話は手軽な方法ですが、あくまで略式です。

また、いろいろな連絡が入るときなので、電話をふさいでしまうのは迷惑になってしまいます。身内の人やごく身近な人以外は遠慮したほうが無難です。

後日、受けた賞などを確認したうえで、改めてお祝いの手紙を出すのもよいでしょう。親しい間柄なら、直接うかがうのもよいでしょう。ただし、ほかの来客などもあるはずですから、長居をしないことが肝心です。

お祝いの品物を贈るときは、受賞から10日以内をめどにしましょう。新鮮な気持ちのうちに受け取ったほうが、喜びも増すはずです。しばらくたってから贈るなら、本人の希望を聞いて選んでもよいでしょう。

お祝いにふさわしい贈り物とされるのは、お花、お酒などです。鯛、伊勢えび、昆布や鰹ぶし、お菓子、果物などおめでたいといわれる食品を贈る習慣もあります。

贈り物の表書きは「御受賞御祝」「祝御受章」などです。なまぐさもの(魚肉類)には、のしは付けません。

お花やお酒は、重なってしまうことが多いものです。本人が好きなものを選べるフラワー券、ビール券などのギフト券も喜ばれます。

冠婚葬祭マナー事典

栄転・昇進祝いの贈り物マナー

栄転・昇進祝いの贈り物マナー
贈り物は、お祝いの会の席で渡すのが一般的です。お祝いの会がない場合は、辞令が出てから着任までの間に渡します。

栄転の場合は、引越しの都合を配慮して、かさばらないものを選び、出発の1週間くらい前までには贈るようにしましょう。部署の人たちが集まって贈る場合、予算はひとり5千円〜1万円くらいが適当です。

表書きは、昇進なら「祝御昇進」、「御昇進御祝」、栄転なら「祝御栄転」などとします。どちらの場合でも使えるのは「御就任御祝」です。

贈る人の名前は、目上の人を一番右にして全員の名前を書きます。書ききれないときは、代表者の名前を書き、その左に「外一同」を書き加えます。代表者以外の人の名前は別紙に書き、中包みに入れます。

品物は、ゴルフボールなどの趣味のもの、ベルトなど身に付けるものが喜ばれます。現金を贈ってもよいでしょう。ただし、目上の人に対しては、現金を贈るのは失礼なので、商品券やギフト券にします。

昇進のお祝いに対しては、通常、お返しは必要ありません。ただし栄転のときに贈り物や餞別をいただいた場合には、着任後にあいさつを兼ねてお返しを贈りましょう。

以前所属していた職場にお返しを贈る場合は、着任した土地の特産物などが最適です。個人あてではなく、職場あてに、お世話になったお礼として届けます。品物に、お礼状を添え、無事に着任したこともあわせて報告します。

冠婚葬祭マナー事典続きを読む

取引先の栄転・昇進祝いマナー

取引先の栄転・昇進祝いマナー
取引先や得意先の担当者の栄転や昇進の情報が入ったら、すぐに連絡を取り、お祝いの言葉を伝えます。お祝いの品を贈るかどうかは、必ず自分の上司と相談して決めます。

いずれの場合でも、祝いの会を開いたり、贈り物をするのは、正式な辞令が出たことを確認してからするようにします。送別会やお祝いの会の計画は、周囲の人たちで進めるのがふつうです。本人には会の日時を相談しておきます。会の催し方には慣例がある職場もあります。その場合は慣例に従って行いましょう。

転勤が栄転かどうかわからないときは、祝いの言葉に注意しましょう。

リストラや左遷や、栄転でないことがわかっている異動の場合は、お祝いの言葉やお餞別、贈り物に配慮が必要になります。送別会などで言葉をかけるときは、「先輩にお会いできてよかったです」など、これまでの感謝をあらわします。さりげなく励ますように心がけましょう。

事情があって送別会を催せない場合は、贈り物の予算を多めにします。贈り物の表書きは「御礼」よりも「感謝をこめて」とするほうが気持ちが伝わるでしょう。

また、左遷か栄転か、判断しにくいときもあります。現在の部長から関連会社の社長に就任するといったケースです。この場合は表書きを「御就任祝」とします。

冠婚葬祭マナー事典続きを読む

栄転・昇進祝いマナー

栄転・昇進祝いマナー
栄転や昇進に際しての祝い方は、先方とのお付き合いのかたちによって異なります。同じ職場でも、先方が上司の場合と、同僚、後輩の場合で異なります。個人的な付き合いや取引先の場合は、また別のかたちになります。

上司が栄転・昇進する場合は、所属する部署の部下が幹事になって部署内で宴席を計画します。お祝いの品や花束を贈るなら、部署全員からまとめて贈るようにします。個人的な贈り物は避けたほうがよいでしょう。

仲人をしていただいたなど、特別にお世話になっていて、個人的にお祝いを贈りたい場合でも、勤務時間外に会社の外で渡すようにしましょう。

同僚の昇進には、同期入社の有志で祝うのが一般的です。年齢や立場にもよりますが、昇進には個人差があるものです。昇進できなかった人に配慮し、あまり派手な祝いの会はしないほうがよいこともあります。気心の知れた者だけで祝うのがよいでしょう。

後輩が昇進した場合は、改まったお祝いをするよりも、食事に誘う程度のほうが、相手の負担にならず、喜ばれるでしょう。

親戚や友人、知人の栄転・昇進の場合は、お祝いの贈り物をする必要はとくにありません。電話や手紙などで、お祝いの言葉を伝えておく程度でよいでしょう。

冠婚葬祭マナー事典

長寿の祝いマナー

長寿の祝いマナー
数え年で61歳の還暦から長寿を祝いますが、現代では還暦といっても、まだ現役で活躍している人も多いでしょう。年寄り扱いされるのを嫌う人もいますから、お祝いのしかたは本人と相談して決めましょう。古希(稀)や喜寿になると、長寿のお祝いがふさわしくなります。家族や友人が祝宴を計画したり、本人が親しい人を招いて祝う場合もあります。傘寿くらいからは、健康状態を考えて決めましょう。

賀寿は数え年で祝うのがしきたりですが、現代では、還暦以外は満年齢で祝うのが一般的です。贈り物は、還暦のときに赤いちゃんちゃんこを贈るのが代表的なしきたりですが、こだわる必要はありません。若々しい色のセーターやベスト、シャツなどの衣類や、趣味のもの、観劇や旅行のチケットを贈っても喜ばれます。

贈り物の金額は、子供からは2万〜3万円、親戚なら5千円〜1万円くらいが目安です。靴やげたなど、はきものを目上の人に贈ると、「踏みつける」として嫌う人もいます。

両親などごく身近な人に贈るときも「よく歩いて健康に」などとひと言添えるとよいでしょう。

・還暦 61歳 60年で干支が一巡して、生まれた干支に還るから(「本卦還り」という)
・古希 70歳 中国の詩人・杜甫の詩の中に「人生70古来稀(まれ)なり」という一節から
・喜寿 77歳 「喜」を草書体にしたときのかたちが77に見えることから
・傘寿 80歳 「傘」の略字が八と十に見えることから
・米寿 88歳 「米」の字を書くとき、八・十・八に分けられることから
・卒寿 90歳 「卒」の略字が、九と十の組み合わせになっていることから
・白寿 99歳 百歳まであと1年。「百」の字から「一」をとると「白」になることから

冠婚葬祭マナー事典

結婚記念日のマナー

結婚記念日のマナー
結婚記念日を祝う習慣は、欧米から来たものですが、現代では日本でも一般的になっています。ごく内輪のお祝いとして、夫婦で食事に出かけたり、贈り物を交換します。

記念日にちなんだプレゼントを選ぶのがよいでしょう。夫婦で共有できるものやペアのもの。高価な食器を少しずつ買い揃えるのも素敵です。年が経て家族が増えれば、ホームパーティーを開くのもよいでしょう。5周年、10周年などの節目には、親しい人を招いて祝うのも楽しいものです。

なお、結婚記念日は、挙式の日、婚姻届を提出した日のどちらを選んでもかまいません。

大きな節目である結婚25年目の銀婚式と50年目の金婚式は、親しい人やお世話になった人たちを招待して、盛大に祝いたいものです。銀婚式と金婚式で記念の引き出物を用意するときや、お祝いのお返しをするときは、夫婦の連名にします。表書きは「内祝」とします。銀婚式には、子供たちが祝宴を計画したり、旅行をプレゼントすることも多いようです。その場合は、両親の体力や健康に注意して計画を立てましょう。

・1年目 紙婚式 アルバム、手帳、日記帳などを贈る。
・2年目 革婚式 サイフ、バッグ、カバンなどの革製品を贈る。
・5年目 木婚式 テーブル、小引き出しを贈る。2人で植樹をすることも。
・7年目 銅婚式 マグカップや鍋、花瓶などの銅製品を贈る
・10年目 錫(すず)婚式(アルミニウム婚式) ビアグラス、やかん、花瓶などの錫やアルミ製品を贈る。
・12年目 絹婚式(麻婚式) 絹のブラウスやスカーフ、麻のテーブルクロスを贈る。
・15年目 水晶婚式 ワイングラスなどのクリスタル製品を贈る
・20年目 磁器婚式 磁器の食器を贈る。節目として旅行なども。
・25年目 銀婚式 銀食器、帯留め、カウスボタン、写真フレームなどを贈る
・30年目 真珠婚式 ネックレス、ネクタイピンなど真珠のアクセサリーを贈る
・35年目 さんご婚式(ひすい婚式) さんごやひすいのアクセサリーなどを贈る
・40年目 ルビー婚式 ルビーをあしらったアクセサリーを贈る
・50年目 金婚式 金のアクセサリー、金箔を使った漆器を贈る
・60(75)年目 ダイヤモンド婚式 ダイヤモンドの入っためがねフレームなどを贈る 

冠婚葬祭マナー事典

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。